こんにちは、豆腐ラボです。
「島豆腐」沖縄で作られている豆腐を島豆腐と呼びます。一般的な豆腐に比べて、少し固めに作られている島豆腐。島豆腐について詳しく解説していきます。
沖縄の豆腐「島豆腐」
島それぞれに特徴があります
沖縄は小さい島々からなる県で、島ごとに特徴があります。景色が違ったり、名物が違ったりと、隣の島でも全然違う。それぞれの違いを楽しむ島巡りは楽しい旅行になります。
そして、それぞれの島に分かれているということは、島と島で距離があるということ。島と島は、飛行機やフェリーで繋がっています。
高速船や飛行機が飛んでいたりするのですが、モノを輸送するには、どうしても時間がかかってしまいます。豆腐は特に作ってから悪くなるまでの「あし」が早いです。本州で作った豆腐や、大きい島で作った豆腐を運ぶと、運んでいる最中に悪くなってしまうこともあります。
デリケートな食材などは、輸送することが難しい地域でもあります。
各島々に豆腐屋さんがあります
そんな問題を解決するために、沖縄では各島々に豆腐屋さんがあると言っても過言ではないほど、豆腐屋さんが多くあります。
人口が極端に少ない島には無いところもありますが、かなりの割合で島のお豆腐屋さんが存在します。沖縄を旅行するときは、島の豆腐屋さん巡りをしてみるのも楽しいかもしれませんね。
島豆腐の特徴
島豆腐の作り方
そして、その島の豆腐屋さんで作られているのが「島豆腐」です。堅豆腐ほど硬くはありませんが、堅豆腐ともめん豆腐の中間ぐらいの硬さの豆腐です。作り方はもめん豆腐と同じ作り方で、やや散らし気味に合わせるのが特徴です。
本来は豆乳に「にがり」ではなく、「海水」を入れて固めていたのが島豆腐の始まりだったようです。
スーパーフード「島豆腐」
長寿大国「沖縄」を支えてきた、影の立役者が「島豆腐」。高タンパクであっさりとした味の島豆腐は、タンパク質が少ない島でいい栄養源になります。しかも低カロリーで、ミネラルもたっぷり。言うことなしの食材です。昔は1人1丁食べていたという「おばあ」もいたりします。
沖縄の豆腐の1丁は本州の豆腐の3倍はありそうな大きさですから、だいぶ多く食べていたことになります。味噌汁に入れたり、豆腐チャンプルーにしたり、沖縄の料理には欠かせない食材でもあります。沖縄に豆腐料理が多いのも、沖縄の人は豆腐というご馳走を、もっと美味しく料理しようと工夫していたことが見えてきます。
豆腐愛が深い沖縄。島豆腐を通じて、さらに沖縄のことを知りたくなりました。
じゃあ、またね