こんにちは、豆腐ラボです。
豆腐をよく食べられている県、沖縄県。「ジーマーミ豆腐」これも沖縄で作られている食べ物。実は豆腐ではなく、「豆腐もどき」なんです。
「とうふ」じゃないけど、豆腐って名前をつけられると、気になって仕方がなくなる。沖縄では、実際に豆腐屋さんがジーマーミ豆腐を作っているところもあるので、今回は、ジーマーミ豆腐について語ってみます。
ジーマーミ豆腐
豆腐じゃない豆腐
名前には豆腐とついていますが、豆腐じゃないもの。ごま豆腐のような作り方で、豆腐のような形をしているから「豆腐」と名前をつけて売られているものです。ごま豆腐が「とうふ」じゃない理由は以前の記事を読んで見てください。
ごま豆腐は葛で練られてますが、ジーマーミ豆腐はデンプンで練られています。ごま豆腐より粘り気が強い印象です。ネバっというよりネチャっとしています。
ネチャっと書くと、あまり美味しそうに聞こえませんが、味はほぼ無味でさっぱりとしています。ハッキリ言うと、味をつけないとマズいです。
醤油だれがついているんですが、タレをつけると、クリーミーな「みたらし団子」みたいで、とても美味しいですよ。甘いもの好きな方におすすめです。
個人的には、牛乳もしくは生クリームを作るときに練り込んで作ると、さらに美味しくなる予感がします。今度、アレンジジーマーミ豆腐を作って見ようかな。
場所によっては「プリン」という名前で売っていたり、今だに手作り(手練り)で少量だけ作られていたりするお店もあります。
ジーマーミ豆腐のまわりに片栗粉をつけて、油で揚げる。カリカリに揚がって中はトロッとしている「揚げジーマーミ」も間違いなく美味しい。そのまま食べるのに飽きたら、そんな変わり種な食べ方もできます。
ジーマーミって、なに?
ジーマーミとは、「ジマメ」のこと「地豆(じまめ)」地面の豆で「地面の中にできる豆」つまりピーナッツを意味しています。ジマメが鈍って「ジーマーミ」。ピーナッツを使って作られた食べ物です。
呼び名に注意!
ピーナッツを使っているので、ピーナッツアレルギーがある方は注意してください。「ピーナッツ豆腐」と書いてあればわかりやすいのですが、ジーマーミという表記なので、何でできているのかわかりにくいです。
沖縄では、このような方言を使われることが多いです。キャベツも「タマナー」と呼んだり(玉菜:玉のような菜っ葉だから)もします。
イイダもアレルギーがあるので、アレルギーを持つ方の気持ちはわかります。方言が使われている食べ物は特にご注意ください。
ジーマーミ豆腐の作り方
沖縄行かなくちゃ買えないじゃん。なんて思っている、あなた!朗報です。ジーマーミ豆腐は作り方が簡単なので、お家でも作れます。ぜひ作ってみてください。
作り方は豆腐に似ています。違いは、「にがり」で固めるのではなく「くず芋」で固める。材料は大豆じゃなくて、ピーナッツぐらいですかね。
まず、ピーナッツを水に浸けます。水に浸けたピーナッツと水をミキサーにぶっこんで、砕く。白い液体ができたら、布で漉してザラザラした食物繊維を取り除く。
漉した液体に「くず芋」の粉を入れてフライパンに投入。弱火で焦げないようにじっくり練り上げると、ネバネバしてきます。
いい具合にネバッてきたなと思ったら、タッパなどに入れて冷蔵庫へぶち込んでください。冷えたら完成!
だいたいこんなもんだろと、勘で作ってみると楽しいですよ。分量なんか気にしなくても練りの調整で何とでもなります。
自分のジーマーミ豆腐を作りあげてください。なんか自分で作ったていうだけで、愛しくなりますよ。
じゃあ、またね