こんにちは、豆腐ラボです。
鍋の季節になると欠かせない食材があります。それは、がんもどき。鍋に入れると「がんも」から旨味が出て、さらに「がんも」にお出汁が染み込む。ジュワっとした食感は、鍋のワキ役にぴったりの食材です。
がんもどきの作り方、食べ方など詳しく解説していきます。がんもどきにも実は地域性があります。それぞれのがんもどきの特徴も知ってください。
がんもどきとは
がんもどき(飛竜頭:ひろうす)は豆腐から作られています。関東では「がんもどき」、関西(特に京都)では「ひろうす」と呼ばれ、同じ様なものですがそれぞれに特徴があります。
「がんもどき」というと、キクラゲ、人参が練り込んであるものを思い浮かべると思います。対して「ひろうす」は中にインゲン、タケノコ、銀杏など具材をたっぷり入れる習慣があります。関西の人は関東でがんもどきを食べると、なんか物足りない感じを受けるかもしれません。
豆腐から作られる食材は、どれも主役を張るには少し心もとないですが、影の立役者としてその実力を発揮してくれます。がんもどきもそのうちの一つです。
縁の下の力持ち。それが豆腐加工品の役割です。いないと困る。いつの間にかいなければ落ち着かない存在となって、あなたの生活を彩ってくれます。
がんもどきの作り方
そんな、がんもどきの作り方ですが、これも簡単に作ることができます。まず豆腐を用意します。豆腐は水分が少ない豆腐の方が、がんもどきにはあっているので、もめん豆腐をご用意ください。そして、できるだけ豆腐の水切りをします。固すぎるぐらいまで水抜きをする方がいいです。
水抜きをした豆腐に、擦り潰したとろろ芋、千切りの人参・キクラゲを混ぜ、手でこねます。この時に豆腐がまとまらない様なら少し水を加えてひとまとまりになる様にこねてください。
あまりベチャッとしすぎると揚げたときに爆発するので注意が必要です。ひとまとめにした豆腐の塊を一口大に切り分けて、丸めてください。具沢山にしたかったら、このときにインゲン、タケノコ、銀杏などの具材を包み込んでください。包み込む具材に決まりはないので、冷蔵庫に余っている食材を練り込んでみてください。
見栄えは緑、黄色、赤など色がはっきりとした食材の方が美味しく見えます。おつまみの枝豆などを練り込んで作ると、いいおつまみにも変化します。楽しんで作って見てください。
具材を包み込んだものを後は油で揚げるだけ。低温(120度前後)でじっくり揚げてください。最初は油の下に沈みますが、揚がってくると同時に上の方にプカッと浮かんできます。油切りをして完成です。
がんもどきの食べ方
どちらかというと、「がんもどき」は膨らませていてフワッとしている印象ですが、「ひろうす」は豆腐がしっかりとしている印象です。がんもどきはお出汁たっぷりのお鍋に、ひろうすは温めてあんかけをかけて食べたら美味しいです。
本当に一口大(たこ焼きぐらいの大きさ)にすると、ビールのおつまみに最適な食材になります。トースターで焼いて焦げ目をつけて醤油をつけて食べてみてください。
ヘルシーに食べられる「がんもどき」を食べて健康に過ごしてください。
じゃあ、またね