柔らかく優しい味わい「おぼろ豆腐」寄せ豆腐との違いとは


こんにちは、豆腐ラボです。

おぼろ豆腐、寄せ豆腐など、豆腐には同じような豆腐なのに呼び方が違う豆腐があります。それぞれのイメージとして呼ばれる名前が多いです。ちょっとだけですが、違いがあるので違う名前になっているんです。その違いを解説していきます。

「おぼろ豆腐」とは?

基本的には「寄せ豆腐」と同じ豆腐ですが、「おぼろ豆腐」は「寄せ豆腐」より柔らかな豆腐です。

おぼろ月夜のようなモヤモヤとした雲のことのように柔らかで儚い感じを表現したという説もあります。「柔らかい」「かすみの様」と言った感じがよく表現されている豆腐です。作り方も寄せ豆腐とは少しだけ違います。

にがりを混ぜた後に、豆腐をしっかりと固める為に「熟成」という工程をふみます。しっかり熟成させたものが「寄せ豆腐」になります。「おぼろ豆腐」は熟成時間を短くして固まりきる前の柔らかな状態の時に掬ったものをさします。

豆腐屋さんによっては、固まりきらずに一部、豆乳の状態のものもあり、トロトロとした食感が特徴的です。味も固体というより、液体に近いのでクリーミーな味わいとなります。

おぼろ豆腐の美味しい食べ方

食べ方としては、まず一口目。何もつけずに、そのまま食べてみてください。クリーミーな食感が絶妙です。大豆本来の味が楽しめます。

二口目は醤油を1滴たらして口に運んでみてください。先ほどのさっぱりした味がググッと引き締まり、醤油の塩味によりおぼろ豆腐の甘みが引き立ちます。

三口目は塩を少々ふりかけて食べると、また一味違った表情が顔を出します。

おぼろ豆腐の作り方

豆乳ににがりを混ぜて、熱いまま器によそうと、おぼろ豆腐となります。熱いままなので、豆腐じたいもだいぶホロホロなので、掬うときには注意が必要です。時間が経つと、固くなってしまうので、熟成時間は長くても5分程度に抑えると美味しい「おぼろ豆腐」になります。

豆乳とにがりのバランスですが、他の豆腐を作るときに比べて、にがりは少なめにする場合が多いです。にがりを少なめにした方がトロトロとした食感の豆腐ができやすいです(専門用語では「にがりを弱めにうつ」と表現します)

おぼろ豆腐はご家庭でも簡単に作ることができます。今回は市販の豆乳を使い、作ってみました。作り方はこちらを参考にしてみたください。20秒ほどの短い動画です。

参考:おぼろ豆腐の作り方「家庭でもできる簡単レシピ」

 

じゃあ、またね

 


EDA
元豆腐職人のレシピ開発者。豆腐屋で6年修行。本格的な手作り豆腐作れます。Twitterでは365日の豆腐ダイエットに挑戦中!ダイエットに興味がある方はTwitterもチェックしてください!

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